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書籍情報
本書は,金属に関する基礎現象について,物理的意味の解説を中心にやさしく導いている.その物理的意味をできる限り言葉と図で解説し,読者の創造力を刺激するようになっている.金属だけでなく,広く物質・材料の分野を学ぶ方にもお薦めの入門教科書である. |
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新訂 初級金属学
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A5/292頁 定価(本体3800円+税) 978-4-7536-5551-9
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北田正弘(工学博士) 著 |
目 次 |
第1章 歴史のなかの金属 金属との出会い/金属技術への発展/青銅器から鉄器へ/錬金術から学問へ/新金属の発見と周期律表/鋼の時代から未来へ/人間性の時代 第2章 金属結晶 結晶の由来/結晶研究の歴史/原子の引き合う力/原子の並び方/実在の金属結晶/結晶の面と方向 第3章 金属結晶中の点欠陥 点欠陥とは/点欠陥の混入経路 第4章 金属の拡散 拡散とは/相互拡散/拡散を起こす力/濃度差の影響/アモルファス中の拡散/拡散の応用 第5章 金属の転位 金属の変形/金属はなぜ変形できるのか/転位の発見/転位の種類とバーガース・ベクトル/転位の確認と観察/転位の起源と増殖/拡散に及ぼす影響 第6章 金属の変形と加工硬化 応力-ひずみ曲線/加工硬化の機構/転位と不純物原子/金属が変形しやすい理由 第7章 金属の破壊 金属の破壊とは/塑性変形を伴わない破壊/転位を考えた破壊 第8章 焼なまし・回復と再結晶 “なまし”の発見/焼なましを起こす力/回復/再結晶と結晶成長/回復・再結晶に及ぼす因子/焼なましの応用 第9章 金属の変態と状態図 状態図の基礎事項/一成分系状態図/変態の過程/二成分系状態図/二元系状態図のいろいろ/実用状態図・Fe-C系 第10章 析出と時効 析出と時効硬化の発見/析出の機構/析出物の形/析出硬化/析出に伴うエネルギ変化/析出に及ぼす欠陥の影響/析出の応用 第11章 電子の振舞い 電子論の歴史/電子の挙動/金属結晶中の電子/金属の電気伝導/金属の色と電子の励起 第12章 金属の機能 物理量と変換機能/輸送機能/発光・放射機能/磁気機能/イオンの機能/機械機能/微小形状金属 第13章 金属の反応 気体との反応/液体との反応/固体との反応/金属の反応の利用 第14章 生体反応と金属 生体内での金属のはたらき/生体内の必須金属イオン/病気と薬効/金属の毒性/生体材料 第15章 社会での役割 古代における金属の影響/鉄の大量生産の影響/現代社会と金属/包括的な資源の有効活用 第16章 材料の安全性・情報開示・倫理 材料の安全性/材料特性の情報開示/研究者と技術者の倫理/将来への対策
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