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 在庫は時期によりまして 変動することがございます |
書籍情報
本書はWeaire and Hutzler著「The Physics of Foams」の邦訳である.泡の集合体の物理的および幾何学的性質について簡潔にまとめている.Kelvin問題に対する解答など重要な知見も盛り込まれている. |
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泡の物理
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A5/284頁 定価(本体6000円+税) 978-4-7536-5095-8
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大塚正久(工学博士)/佐藤英一(工学博士)/北薗幸一(博士(工学)) 訳/D. Weaire/S. Hutzler 著 |
目 次 |
1 序 論 楽しい実験/本書の構成/フォームの構造要素/準安定性/フォームの基本的性質/長さと時間のスケール/前史/プロトタイプとしてのフォーム 2 局所平衡則 Laplaceの法則/2次元のLaplaceの法則/Plateauの法則/Plateau境界ジャンクションにおけるLaplaceの法則/気泡の相互作用 3 フォーム構造の定量的記述 二,三の必要な定義/統計学/そのほかの定理と関係式/位相幾何学的な変化/ドライフォームの極限からの体系的な拡張/位相幾何学的な変化の定量的記述/浸透圧/頂点の安定性/他の不安定性/ウェットフォームの多重頂点/表面での液相体積率 4 フォームの製造法 フォームの組成/フォームの製造法/ガス吹き込み法で気泡を作る/フォームの試験法/微小重力下でのフォーム/2次元フォーム 5 フォーム構造の視覚化と探査 Matzkeの実験/可視化と光学トモグラフィ/Archimedesの原理/キャパシタンスと電気抵抗の分離測定/MRI/光ファイバによる計測/膜厚の光学的測定/光の散乱/蛍光 6 モデル化とシミュレーション 2次元ドライフォームのシミュレーション/2次元ウェットフォーム/3次元フォーム/そのほかのフォームのモデル/気泡間相互作用に基づくモデル 7 粗大化 スケーリング則の予測/Neumann則/スケーリング則の観察/遷移領域/ウェットフォームの粗大化/3次元セルの統計量/粗大化理論/混合気体のフォームの粗大化 8 粘性挙動 軟らかい物質としてのフォーム/異なった様式のせん断/ドライフォームの極限/塑性変形領域/ウェットフォーム/ウェットフォームの限界/なだれ現象/粘性挙動測定/繰り返しひずみ試験による弾性率の決定/クリープ/ひずみ速度依存性 9 フォームの電気伝導 電気伝導のモデル/フィルムの影響/電気伝導度の有用性 10 重力下での平衡 垂直方向の密度分布/重力下での気泡の大きさ選別 11 フォームの排水 均一な排水/強制排水における孤立波/フォームの排水方程式/自由排水/定量的予測/排水方程式の限界/ジャンクション部律速の排水/定常的排水の不安定性/排水状況の実験的測定 12 フォームの崩壊 表面張力と膜の安定性/膜内部の力/膜の薄化/膜の安定性と破壊/発泡抑制剤 13 規則フォーム 規則性と不規則性/2次元規則フォーム/3次元単分散フォームの表面/3次元規則フォーム:Kelvin問題/3次元単分散ドライフォームの新しい理想的構造/実験的観察/関連する規則構造/単分散ウェットフォーム/表面セルと板状フォーム/ミツバチのジレンマ/柱状フォーム/フラクタルフォーム 14 液体フォームの応用法 ビールとシャンペン/食物フォーム/フォーム分留/浮遊選鉱/消火用フォーム/石油回収におけるフォーム 15 フォームと類似の物理系 巨大フォームと微小フォーム/粒成長/エマルジョン/2次元の磁性泡/Langmuir単分子層/アンチバブル 16 固体フォーム 軽量で多機能の材料/固体フォームの製造/機械的性質/シミュレーションのための2次元モデル/熱伝導度/不均一な固体フォーム/金属フォーム 17 いくつかの天然フォーム 海の嵐/生物のセル/コルク/アワフキムシ/海綿骨 18 おわりに
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